殉教者たちの感謝 使徒たちは、御名のために辱められるに値する者とされたことを喜びながら、最高法院から出て行った。(使5:41) 聖霊に満たされた初代の聖徒たちは、行く先々で大胆に福音を宣べ伝えました。強力な聖霊の働きによって、数多くの人々が悔い改めてクリスチャンになり、当時世界の覇権を握っていたローマ帝国の中で、キリスト教は目覚ましい勢いで成長しました。ローマはこのような教会の成長を脅威と見なし、キリスト教を弾圧し始め、多くの聖徒たちが迫害を受けて、命を落としました。このような大きな困難の中でも、多くの初代の聖徒たちが、イエス様を仰ぎ見て、苦難に屈しない殉教の信仰を見せました。使徒ヨハネの弟子であったポリュカルポスは、火刑にされる前に「主は私を一度も冷遇されたことがないのに、私がどうして私の王であられるイエス様を否定できるだろうか?」と言いました。リヨンのイレニウスは「私に永遠なる栄光..