4 APR 27 満足し、感謝する心 そして人々に言われた。「どんな貪欲にも気をつけ、警戒しなさい。人があり余るほど持っていても、その人のいのちは財産にあるのではないからです」(ルカ12:15) ロシアの文豪レフ・トルストイの小説の中に『人にはどれだけの土地がいるか?』という作品があります。ここに登場するパホームという名前の農夫はある日、遊牧民であるパシキール人が安値で土地を売っているという話を聞き、彼らの所に向かいます。彼ら遊牧民はパホームに「夜明けに村を出発して、日没までに戻って来た面積の土地を1000ルーブルで売る」と話しました。パホームは少しでももっと広い土地を手にしようと夜明けから一生懸命走りました。しかし、パホームは欲に目がくらみ、帰って来ることを考えずあまりにも遠くまで行ってしまいました。太陽が沈みかけ、スタート時点に戻ろうとパホームは全力で走りました。そしてやっとのこと..